
美容室で、忘れられない出来事がありました。
私の通っている美容室では、ヘッドマッサージをしてくれます。
毎回とても気持ちよく、楽しみにしていました。
ところがある日、いつもとは違う男性スタイリストが担当してくれたときのこと。
彼は、ベテランで、技術も高そうだったので、私は内心期待していました。
しかし、実際に受けてみると、不思議なほど気持ちよくありませんでした。
同じような手順なのに、どうしてここまで違うのだろうと驚いたのです。
次に美容室へ行った際、いつも担当してくれる新人の女性アシスタントに、私は思わず尋ねました。
「そんなに上手なのは……コツは何ですか?」
すると彼女は少し考えてから、
「うーん……気持ちを込めることですかね」
と答えました。
その瞬間、私は言葉を失いました。
私はこれまで、経験や技術のような目に見えるものばかりを重視していたのです。
でも、本当に伝わるのは、技術ではなく、「心」なのだと思いました。
ちょうどその頃、私は長く取り組んでいたことが上手くいかず、神様に祈っていました。
「なぜ前に進めないのでしょうか」と。
そして、この出来事を通して、
「あなたは本当に心を込めているのか」
と神様に問いかけられた気がしたのです。
振り返ってみると、私はいつの間にか目に見える結果ばかりを気にし、肝心の「心」を置き去りにしていました。
誰かから「やらされた」わけでもなく、やりたくて始めたことなのに、いつの間にか、私は「こなす」ことばかり考えていました。
しかし、そのことに気づき、心を入れ替えて取り組むようになると、再び物事が動き始めました。
だから私は、この出来事が神様からの導きだったのだと確信しています。
あの日、美容室で何気なく聞いた一言を通して、神様は私の祈りに答えてくださいました。
神様は、本当に様々な形で語りかけてくださるのだと、改めて感謝しています。
RAPT有料記事387(2019年7月6日)主はどんな方法を使ってでも、愛する人にご自身の一瞬一瞬の思いや考えを伝えようとなさる。