
ある日、何年も聞いていなかった一曲が、不意に流れてきました。
その瞬間、心の奥にあった記憶が、一気によみがえりました。
忘れたと思っていた、ひとつの別れです。
まだ人生経験の少なかった私にとって、その別れは深く心に刻まれました。
あの頃は、「もう誰とも親しくならなければ、こんな思いをしなくて済む」と本気で考えていました。
いま振り返ると愚かな考えです。
ところが同時に、いま私は何年も「別れ」の悲しみを経験していないことに気づきました。
「そういえば……どうしてだろう」
その後、私は一つのことに気付きました。
「別れ」がなくなったわけではありません。
でも、私の見方が変わっていたのです。
「霊魂は永遠に生きる」
この真理を知ったことで、
人生を見る尺度そのものが変わりました。
いま私は、信仰を持ったことで、神様が愛であることを体験しつつあります。
人も動植物も全て神様の愛によって創造され、神様の愛によって生かされている――
このような偉大な真理を悟り、目の前の「小さな別れ」に一喜一憂しなくなったのだと分かりました。
たしかに、信仰を持ったばかりの頃は、神様が愛の対象だと聞いてピンと来ないこともありました。
ところが、毎日聖書を読んだり、祈ったりするうちに、次第に、神様は私に応えてくださいました。
私の願いを叶えてくださることもありました。
答えや導きを与えてくださることもありました。
心苦しさの中で呼び求めたときには、温かく心を包んでくださったこともありました。
神様は本当に生きておられるのだと、自然に確信できるようになりました。
「もし神様がいるのならば、どうしてこの地上で悲劇ばかりが起きるのか…」
漠然と抱えていた疑問でした。
だからこそ、その答えを知ったとき、感動で涙が止まりませんでした。
若い頃の私は、「別れ」が怖くて、何かに近づくことさえ避けようとしていました。
でも今は違います。
神様は永遠に生きておられます。
だから、その愛も決して終わることがありません。
私は、もう「別れ」に支配されません。
永遠に愛することのできる存在を知ったからです。
私が「別れ」を恐れなくなったように、
この希望を、一人でも多くの人に知ってほしい――
永遠の神様の愛が、この地上に満ちあふれることを心から願っています。
RAPT有料記事159(2017年4月1日)天国に入って永遠に幸せに生きるために、我々は地上でどんな人生を生きるべきか。