
人生には、自分ではどうにもならない壁があります。
私にも、社会を変えたいと本気で願いながら、自分の無力さを思い知らされた時期がありました。
しかし今振り返ると、その限界こそが、神様が私をご自身のもとへ導くための第一歩でした。
「どうしてこんなに危険なものが放置されてきたのか――」
繰り返しテレビから流れる原発のニュースを見て、私は思わず溜息をつきました。
ポカンと口を開けたままクライアントが見つめる視線の先には、絶え間なく舞い上がる煙の映像――
東日本大震災のせいで発生したシステム障害のため、私は連日連夜、客先オフィスに入り浸っていました。
私は、この震災をきっかけに、社会問題に関心を持つようになりました。
原発、報道、政治――
調べれば調べるほど疑問は増え、「日本をもっと良くしたい」という思いが強くなりました。
純粋だった私は、鼻息を荒くしながら、色んな情報を本やネットで調べました。
「やっぱり国政への挑戦か。それとも、ジャーナリストか…」
ところが、それぞれの道で巧妙な壁が立ちふさがっていることが分かってきたのです。
既存の枠組みのなかで私のような庶民は、なかなか活躍できないようになっていることが分かりました。
調べれば調べるほど、このような社会問題が偶然に起きているわけではないと思えてきました。
そのうちに辿り着いたのが、世の中の裏側について語られる様々な情報でした。
「このままでは私たちの未来が危うい…」
私は、調べて気がついた世の中の裏側について、友人や同僚に必死に説明しました。
ところが、そんな私の気持ちとは裏腹なあっけない反応――
「そんな心配事は偉い人に任せて、俺たちは目の前の仕事を頑張ろう」
「あんまり知り過ぎると、君の身が危なくなるのでは」
全員が他人事のようでした。
「そうやって目を背けて、無関心でいることこそが仕組まれた罠だというのに…」
あれほど「社会を変えたい」と燃えていた心が、だんだん折れました。
何を調べても答えはなく、誰に話しても伝わらない。
自分はあまりにも無力でした。
それだけではありません。世の中の裏側を知ってから、戦うべき相手の大きさを痛感したのです。
「もう自分の手には負えない…」
それは焦燥感だったのか、喪失感だったのか、今となっては詳しく思い出せません。
ただ、私は天を見上げていました。
こんな小さな自分が、遥かに偉大な存在を頼って、天を見上げていました。
「どうか世の中が正しくなりますように…」
私には、もう祈ることしかできませんでした。
そんな日々を過ごしたあとに、私は出会いました。
あるブログに辿り着き、この世の真実を知ったのです。
半ば諦めながら読み始めたその文章は、それまで読んできたどの本とも違いました。
一つ読むたびに、「そういうことだったのか」と長年の疑問が解けていきました。
それはまるで、長い間、胸につかえていた重い石が少しずつ取り除かれていくようでした。
「嘘だらけの世の中で生きてきたからこそ、あんなに虚しかったのだ」と分かり、
頭を覆っていた霧が晴れていくような気分にもなりました。
そして何よりも――
神様が実際に存在し、私たちを愛していると知って、私の心はようやく安らぎを得ました。
今なら、わかります。
神様は、すべてをご存じのうえで私を導いてくださっていたのです。
自分の人生に限界があると知り、絶望したときに、人々は本気で神を探し求めるようになる。
RAPT有料記事769(2023年8月26日)神様がこの世を裁いているのは、人々に自分たちの限界を見せつけ、「神を求め真理を求めるか、それとも絶望して死ぬか」という選択肢を突きつけるためだ。
この御言葉を読んだときに、はっきりと分かりました。
神様は、私を突き放したのではありませんでした。
私が自分の限界を知り、本気で神様を求めるよう、
愛をもって導いてくださっていたのです。
あの頃は絶望だと思っていた出来事も、
今振り返れば、すべて神様の愛による導きでした。
人生を通して、このような導きをくださっている神様への感謝が尽きることはありません。
RAPT有料記事438(2020年1月25日)嘘は人間の脳を害し、人間の機能を停止させる毒だ。だから私たちが真実の情報を発信し、上級国民の垂れ流す嘘を嘘だと人々に知らせなければならない。