
「いつか、今までお世話になった全ての人に恩返しがしたい。」
一時期、私はそんなことを強く願っていました。
なぜそんな願いが突然湧いてきたのか、自分でもよく分かりません。
ただ、これまで自分を支えてくれた人たちに、いつか何かの形で恩返しがしたい。
その思いだけは、胸の中にはっきりとありました。
「でも、どうすれば恩返しできるのだろう?」
そう考えた私は、まず自分自身がもっと成長しなければならないと思いました。
人によって喜ぶことは違います。
だから、できるだけ多くの人を幸せにできるような知恵や経済力、社会的な影響力を身につけなければならない。
当時の私は、そんなふうに考えていました。
つまり、「自分に大きな力があれば、それだけ多くの人に恩返しできる」と思っていたのです。
だからこそ、お世話になった人たちのためにも、もっと自分を成長させたい。
そう思って努力するようになりました。
その数年後、
私は一つのブログとの出会いをきっかけに、
神様が存在することを知りました。
そして、信仰を持った私は、これまで考えたこともなかった「恩返しの方法」を知ることになります。
それが、祈りでした。
御言葉を通して、私は
「祈りによって人を幸せにすることができる」
ということを学びました。
御言葉では、このように教えられています。
もちろん、信仰を持ったばかりの頃の私は、
祈りにそんな力があるとは、すぐには信じられませんでした。
けれども、御言葉に従おうと努力しながら祈り続けるうちに、
少しずつ変化が起こり始めました。
「これは、神様が私の祈りを聞いてくださったのではないか」
そう思わずにはいられないような出来事を、
何度も経験するようになったのです。
そして、祈りについて学ぶ中で、私はもう一つ大切なことを悟るようになりました。
それは、「人間にとって本当の幸せとは何なのか」ということです。
私は以前、経済的に豊かになることや、社会的に成功することによって、人を幸せにもできると思っていました。
しかし、人間にとっての本当の幸せは、そのような次元のものではありませんでした。
人間の肉体はいつか死にます。
けれども、人間には肉体だけではなく、死んだ後も永遠に生き続ける霊魂があります。
だからこそ、その霊魂が愛と真理を得ることこそが、本当の幸せなのだと知りました。
御言葉では、 我々人間がこの世に生まれてきた目的は、霊魂の救いと成長のためだと教えられています。
これらのことを知ったとき、私は初めて気づきました。
「私は人を幸せにしたかったけれど、本当に人を幸せにするとは、こういうことだったのか」
そして私は、少しずつ祈るようになりました。
今までお世話になった人たちのために。
そして、その人たちだけではなく、全ての人のために。
「どうか、全ての人たちが永遠の幸せを手に入れられますように」
そう祈るようになりました。
考えてみれば、私は以前、
自分自身の力で人を幸せにしようとしていました。
知恵を身につけよう。
経済力をつけよう。
社会的な影響力を持とう。
そうすれば、もっと多くの人に恩返しできると思っていました。
けれども、信仰を持った今は違います。
たとえ私自身に大きな力がなくても、神様に人々の幸せを願い、祈ることができる。
その祈りを通して、神様の力によって人々が幸せになることを願える。
だから、私は御言葉に忠実に従うことで、祈りの力を身につけていけばよい。
御言葉によって、私はそんな恩返しの方法を教えていただきました。
神様が天地万物を造り、人間の肉体も霊魂も形作られた方だと知れば知るほど、
一人の人間が持つ経済力や社会的な影響力が、どれほど小さなものなのかを感じます。
だからこそ、今ではこう思います。
「人を本当に幸せにする力を持っているのは、私自身ではない」
その力を持っている神様に願い、祈ること。
それが、今の私にできる一番大きな恩返しなのだと分かりました。
そして、あるとき私は気づきました。
「もしかしたら、昔から胸の奥に抱いていた願いが、また一つ叶えられようとしているのかもしれない。」
私はずっと、
「いつか、今までお世話になった全ての人に恩返しがしたい」
と願っていました。
そのために、自分がもっと大きな人間にならなければならないと思っていました。
けれども神様は、私が思いもしなかった方法で、その願いを叶えようとしてくださっている。
自分の力で人を幸せにするのではなく、
「祈りによって、人の幸せを願う。」
それが、今の私にできる恩返しです。
信仰を持ってからというもの、
神様は私の胸の奥に秘めていた願いを、
一つずつ叶えてくださっています。
そのことを思うと、本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。
これからも、今まで私を支えてくださった人たちのために。
そして、まだ見ぬ多くの人たちのために。
「どうか、全ての人が本当の幸せを手に入れられますように。」
今日も私は、祈りたいと思います。
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